麻雀で一番最初に覚えることが多い
"リーチ" についての役説明となります。
リーチは1飜 (ハン) 付いて1役となります。
リーチができる条件として ・・・
☑ あと1手で上がれること (テンパイの状態)
☑ 哭いてないこと 『チーやポン、明槓 (みんかん)』
※ 面前 (メンゼン) での暗槓 (アンカン) はOK
チーやポンの哭き(鳴き)は他の人から牌欲しい牌を引っ張ってくることになります。
この条件下で 「リーチ!」 と宣言して、上記画像にあるように1,000点棒 (真ん中に赤い1つの点) を卓上へ置きます。
その時の捨牌は横に向けなければいけません。
どこからリーチしたかが分かるように横にして置きます。
上がった際には、この自分で出した千点のリーチ棒が、自分が回収できます。
もし、上がれなかった場合には、そのまま千点棒は保留となり、次に上がった人がもらえます。
リーチをかける利点としては ・・・
☑ 1役アップ
☑ 他のメンツの足止めができる (当たり牌を捨てたくないので降りたり回し打ちを行う)
☑ 裏ドラが乗ることがある
というメリットがあります。
また誰かが槓 (カン) をすれば、カンの裏ドラにも期待が膨らみます。
リーチをかけた時のデメリットとしては、リーチ後からはその局が終了する 「ツモ切り」 をしなければいけません。
自分でツモって上がれない牌の場合には、そのまま河 (ホウという捨牌の場所)に出します。
ようは、リーチをかけた後に、自分の手役は変更ができなくなります。
ですので、他のメンツが明らかに "大きな手役" だと分かる場合にリーチをかけると、その大きな役へ放銃 (振り込み) をしてしまう危険性があります。
明らかに他のメンツの手役が大きい ・・・
そう予測されるのは、字牌や役満を感じさせるような哭きで分かります。
その他には、役満がらみの字牌が河に捨てられていない場合などですね。
また、リーチをかけると他者が警戒して当たり牌を予想して捨てたり、完全にオリて安全な牌を出すことも多々ありますので、上がりにくいケースもあります。
リーチだけでなく、ロン上がりの注意点としては ・・・
フリテンでないことが挙げられます。
フリテンとは、自分の待ち牌をすでに、自分自身が捨てていることです。
リーチはフリテンでもOKですが、他人からあがる "ロン" を行えば 「チョンボ」 となります。
フリテンリーチは、必ず自分でツモ上がりする必要があります。
テンパイしてからの注意点は ・・・
☑ フリテンでないか確認する
☑ 少牌や多牌をしていないか確認する
☑ 当たり牌 (上がれる牌) がまだ残っている可能性を考える
ということがあります。
ただし、DORA麻雀 (ドラ麻雀) などのゲーム系の麻雀では、フリテンをしていたりする様なリアルでチョンボが発生してしまうケースでは、ロンができなくなっています。
その辺のうっかりミスや初心者ミスは未然に防げるシステムとなっています。
リーチは基本中の基本となります。
【ダブルリーチ】
DORA麻雀での出現率は0.19%
ダブルリーチという役も存在します。
リーチが2倍で2役となります。
これは、1枚目の捨て牌でリーチをかけることで 「ダブルリーチ」となります。
子ならば、配牌でイーシャンテンで、ツモ1順目で、テンパイをして即リーチをかけることです。
親ならば、親だけ配牌は14枚で、はじめはツモらずに捨てるだけですので、すでにテンパイ状態だということです。
まぁ、難しく考える必要はなく、1番最初の捨牌と同時にリーチをかけることがダブルリーチ (ダブリー) となります。
注目度とどこから当たり牌が飛び出してくるか分からないスリリングな役ですね (笑)
警戒しようにも、警戒できる材料がないので、振り込んだ場合には 「事故」 だと割り切りましょう (笑)
また、ダブリーしてもなかなか上がれないケースも時折あります。
待ちが1つしかなかったりする場合には、誰かが暗刻 (3枚同じ牌)で持っていたり、あとの1枚も誰かが使っていたり、山へ埋もれていたりと ・・・
まぁ、面白い役の一つですね。
【一発】
DORA麻雀での出現率は10.2%
一発とはリーチ直後から、リーチ後の初ツモまでに他者からロンであがるか、自分がリーチ直後に当たり牌を引く (ツモ) ことです。
これは1役となります。
一発のチャンスはその時だけです。
一発の条件として、途中で哭きが入った場合には、一発はなくなります。
【ツモ】
DORA麻雀での出現率は17.6%
ツモ 『(面前ツモ)(門前清模和)』
哭いていない面前の状態でツモれば1役です。
チーやポンで哭いている場合には、ツモっても1役付きません。
リーチに一発ツモがつけばそれで3役となり、さらに裏ドラに期待もできるノリノリな役となります (笑)
【海底摸月】
海底摸月 (ハイテイツモ) は最後、残り牌1枚があがりの場合に1役付く "ラッキー要素" となまりす。
DORA麻雀出現割合 0.31%
【河底撈魚】
河底撈魚 (ホウテイロン) は、最後の最後での捨牌でロンアガリすることで1役付きます。
これも運的要素しかない役で、DORA麻雀出現割合 0.63%となります。
【リーチの変化についてのコラム】
麻雀が日本に伝わった大正末の時代でのリーチは 「ダブルリーチ」 でした。
現在の通常のリーチは戦後からで 「伏せ」 と言われていました。
"伏せと宣言した後に手牌を伏せる" ことが当時のやり方です。
その後に、現在のリーチが定着しました。
ですので、テンパイしたら手牌を伏せるおっさん雀士がいるのはその名残もあるのでしょうね。
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